2016年06月20日

テーブルの再塗装

テーブルの再塗装のご依頼を頂きました。
当工房で製作したテーブルではありませんが、大工さんが手仕事で作られた大きな丸テーブルでした。7年ほど使用されていたそうですが、現状のウレタン塗装をやめて自然塗料で仕上げて欲しいとのご依頼でした。

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ひとまず工房に持ち帰り、分解作業に入ります。分解することで、隅々まで綺麗に作業ができます。
「へー、こんな構造になってるんや。」「こんな作り方はあかんやろー」など、他の方の作られた家具を分解するのは、いつもいろいろと参考になります。

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剥離剤を刷毛で塗っていきます。数分〜数十分でピキピキと塗装が浮き上がってきます。

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浮き上がってきた塗装をヘラでしごいて取り除いていきます。天板の表面はウレタン塗装が3層に塗られていたため、剥がす時もこの作業を3回ほど繰り返しました。

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表面を研磨すると、ようやく生地が出てきました。この時点で木目と香りから樹種はヒノキと判別できました。

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オスモウッドワックスのクリアで仕上げさせて頂きました。

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綺麗な木目が出てきてひと安心。組みたてて無事完成、納品です。お客様にも喜んでいただきました。

修理は専門ではありませんのでお断りすることもありますが、可能な場合はさせていただきますのでお悩みの方は一度ご相談ください。

posted by 雄倉高秋 at 09:48 | Comment(0) | 家具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする