2014年09月12日

「オークのカウンター」製作記録

オークのカウンター作成中。
長さ3.6mの板剥ぎ。できるかな…(^_^;)

仕上がり幅は700mm。
写真の材は幅420mm。
手押しカンナの最大加工幅は350mm。
どうしようかな…(^_^;)

14090503

妻に手伝ってもらって、3.6m無事製材できました。安全第一です。
オークの綺麗な木目が出てきました。
これから板接ぎです。
もともと2枚の板でしたが、機械の都合&計算間違いで4枚接ぎとなりました。(^_^;)

接着面をかんなで平らにし、さらに中央に数ミリの隙間ができるように湾曲に削ります。こうすることで吸盤のようにお互いが吸い付いて、耐久性が格段に上がります。
さらに、ビスケットと呼ばれる圧縮された木片を埋め込みます。木片は接着剤を吸いこむと膨張し、がっしりと材料にくらいつきます。

いよいよ接着です。が、接着は時間との勝負!
いつもあたふた、どたばたで最中の写真はありません…
クランプで固定し、はみ出した接着剤を両面ともふき取り、ようやくパシャリ。
写真手前の木口に、白く接着剤がはみ出ているところ3か所が接着面です。
このまま1晩乾燥させます。

カウンターの裏に取り付ける骨組みを加工中。
左に見える青い機械(ルーター)で逆ハの字の溝(蟻溝:写真右下)を掘ります。

天板裏にも蟻溝を掘り、前回の骨組みを差し込みます。
木材は、環境によって主に巾方向に膨張・収縮・反りなどの動きがあります。よって、反らないように固定しながらも、動きの邪魔をしないようにしないと、無理に固定するとそこから割れてしまいます。こういう時に、蟻溝を使った「締り勾配付き蟻形吸付き桟」というこの加工方法を使用します。長い名前です。(^_^;)

全ての部材の面を整え下塗りをした後、一気に組み上げます。
「締り勾配付き蟻形吸付き桟」は、奥に行くほど溝が僅かに狭くなっています。
差し込む側も同じように先が僅かに細くなっています。
手で差し込めるのは全体の3/4程度に作り、残り1/4は叩き入れます。組み立ては1発勝負です。しかも今回、構造上、5本を同時に入れなければなりませんでした。
框材の接着も同時に行わなければならなかったので時間との勝負もあって、かなりしんどかったです。(>_<)

表・裏面の塗装。中塗り、仕上げ塗りです。
ドイツ製の自然成分だけで作られた塗料、オスモウッドワックスです。

塗装が終了し、無事完成。今回3.6mの板接ぎが一番の山場でしたが、うまくいって一安心でした。あとは搬入して大工さんにお任せです。
薄汚れている材料でも表面を削れば美しい木肌が表れる、そんな瞬間をいつもひとりで楽しんでいます。

このカウンターは来年1月に移転オープンされる、栗東のフランス料理店「ル・ゴーシュ・セキ」さんの建築中の新店舗のカウンターとしてお作りさせていただ きました。なんと「ル・ゴーシュ・セキ」さんは食べログの滋賀フレンチ部門総合1位をずっと守り続けておられます。スゴイ!(^^)

posted by 雄倉高秋 at 09:30 | Comment(0) | 家具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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